ConoHaのVPSにドメインを設定する
前回はVPSでUbuntuを1台立てて、sshでユーザー名@IPアドレスに繋げられるところまで設定しました。
今回はこのVPSにドメインを設定し、sshでユーザー名@ドメインに繋げられるようにしよう、としてみます。
ドメインとは
サーバーにはIPアドレスでアクセスすることも出来ますが、数字よりも名前の方が覚えやすいし、階層構造が明確になります。例えば123.456.789.0(実際にはこんなIPアドレスはありません)よりは、google.comの方が覚えやすいということです。
IPアドレスの代わりに名前として使用するのがドメイン(ドメイン名)です。そして、IPアドレスとの紐付けを行っているサービスがDNS(Domain Name Service)になります。ドメインは世界中で絶対に重複しないようにするため、ICANNにより一元管理されており、原則どこかから購入して借りるものです(私はVALUE DOMAINから購入して借りています)。IPアドレスはConoHaでVPSを借りる際に1つだけ与えられています。
なので、ドメインを借りているところでドメイン自体の設定を行い、そこで参照されたDNSの設定でIPアドレスとの紐付けを行います。
ドメインの設定(VALUE DOMAIN)
以前からVALUE DOMAINでお借りしている、elephantcat.workというドメインをVALUE DOMAINのコントロールパネルで設定しました。
(VALUE SERVERのまるっとプランでセット契約したものをドメインだけ継続して契約している)
項目 | 内容 |
---|---|
WHOIS情報 | WHOISというサービスで返すドメイン情報(管理者など)を設定します 個人情報を公開したくないので、VALUE DOMAINが厚意で用意してくれているWHOIS代行を有効にしています |
DNS設定 | DNS自体はConoHaのを使うので、空にしています |
ネームサーバー変更 | ネームサーバー1: 秘密.conoha.io. ネームサーバー2: 秘密.conoha.io. ネームサーバー3: 秘密.conoha.io. (ようはconohaのDNSを使うということで、conohaのDNSのNSレコードにあるものを使います。) |
DNSの設定(ConoHa)
DNSはConoHaのやつを無料で使えるので、それを使いました。サーバーから近いし、APIなども使えるようなので。
具体的には、ConoHaのWeb管理画面からDNSの設定で、借りているドメイン名(私の場合はelephantcat.work)を追加しました。追加されると、DNSのデフォルト設定が現れます。ここに出てくるNSレコードにあるホスト名がドメインの設定で設定するネームサーバー1~3の設定値になります。
あとはAレコード、@に、VPSに設定されてるIPアドレスを設定すれば完了です。
タイプ | 名称 | TTL | 値 |
---|---|---|---|
A | @ | 3600 | VPSに設定されてるIPアドレス |
NS | @ | 3600 | (ConoHa側で設定してくれてる項目) |
NS | @ | 3600 | (ConoHa側で設定してくれてる項目) |
NS | @ | 3600 | (ConoHa側で設定してくれてる項目) |
IPアドレスはConoHaのWeb管理画面で、サーバー>VPS>起動中のネームタグ>ネットワーク>IPアドレスにあります。
VPSの設定(ConoHa)
サーバー>VPS>起動中のネームタグ>VPS設定>逆引きホスト名 に ドメイン名(私の場合はelephantcat.work)を設定しました。
確認
TTLに設定される秒数以内を目安にこの設定は各ネットワークで有効になりますが、3600秒=1時間もかからず、大抵すぐに反映されます。ssh ユーザー名@ドメインでVPSに接続できたら成功です。
なかなか反映されない場合は、どこまで反映されているのかを nslookup ドメイン や、 dig ドメイン などで確認することができます。
まとめ
sshでユーザー名@ドメインに繋げられるようになりました。
次回はdockerを入れてみます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません