VALUE SERVERからConoHa VPSにWord Pressデータ移行
前回はConoHa VPSでWordPressを立ち上げました。
今回はこのWord PressにVALUE SERVERで取得したデータを移行します。
VALUE SERVERのWordPressデータ取得
いつ取得したのか?
実は2020年の11月に行っています。VALUE SERVERの契約(1年)が切れたので、一旦このサイトは休止したのです。本来は新サイトも並立して気付かせずに移行するものですが、そもそもこのほぼ誰も見てないであろうブログを続けるかどうか、続けるならどういう形で続けるかも迷ってたため、一旦休止してデータだけ保管する腹積もりだったわけです。
何を取得したのか?
- MySQLのWordPressテーブルデータ
- 自分のユーザーディレクトリをフルアーカイブしたもの
どうやって取得したのか?
MySQL
以前書いた記事のとおりに行いました。
余談ですが、契約終了直前にMySQLのwp_~テーブルは全て削除しました。
ユーザーディレクトリ
$ ssh ユーザー名@ドメイン "tar cfz - ." >アーカイブファイル名
これでリモートのホームディレクトリを丸ごとアーカイブしてgzip圧縮したものが標準出力に流れてくるので、リダイレクト先に.tar.gz形式のファイルが作成されます。
余談ですが、契約終了直前にホームディレクトリの全てのファイルは削除しました。
ConoHa VPSのWordPressに流し込む
いつ流し込んだのか?
2020年11月にレンタル共有サーバーは契約終了しましたが、VPSに興味もありVPSの契約は同月にはしていました。ですが、どういう形で利用するかも試行錯誤の段階です。当初はVPSに置くのはアプリだけにしてブログやコードはgithubでもいいかなぁとか、思ってました。ただdockerでプロキシサーバーまで立ち上げたら、後はどうしようか迷って何もせずにいたのです。しかし半年くらい経った2021年4月末、AdSenseから「広告表示されてねーぞゴラ」とメールで怒られてしまいました。
お客様,
メールボックス
お客様の AdSense アカウント(秘密)では、この 5 か月間に広告表示がございません。今後 30 日間に広告表示がなかった場合、お客様のアカウントはリセットされます。それ以降に広告を配信される場合は、事前にお客様のサイトと AdSense をリンクしていただく必要がございます。
今後 30 日間に広告表示があれば、アカウントはこのまま変更なくご利用いただけます。広告配信を始めるには、アカウントで AdSense 広告ユニットを作成し、サイトに配置してください。
AdSense アカウントのリセットについて詳しくは、AdSense ヘルプセンターをご覧ください。
今後ともよろしくお願いいたします。
Google AdSense チーム
そういえば広告とかあったな…と思い出し、「忘れてたから止めます」は確かに順序が違うから不義理だよな…と、2021年5月重い腰をあげてそそくさとWordPressだけでもと立ち上げたのがこのサイトでした。
何を流し込んだのか?
- MySQLのWordPressテーブルデータ
- ユーザーディレクトリをフルアーカイブしたデータから
- (webroot)/wp-content/uploads/以下全て
- (webroot)/wp-content/themes/の使用していたテーマ(Luxeritasと子テーマ)
どうやって流し込んだのか?
MySQL
取得時に載せた記事のとおりです。バージョンはちょっと新しくなってましたが、そのまま流し込みました。管理者画面でデータベースの更新が入って、記事などは大体復元したようです(ただしデータベースのエンコーディング設定が甘く、絵文字が消えてしまっています)。
uploadsとthemes
$ tar xvfz アーカイブファイル名 \
-C 出力先ディレクトリ(wp-content) \
--skip-components=展開時省略するwp-contentまでのディレクトリの数 \
(webroot)/wp-content/uploads \
(webroot)/wp-content/themes
実際に使ったコマンド例((webroot)ディレクトリにて)
$ tar xvfz ~/valueserver.dump.tar.gz \
-C wp-content \
--strip-components=4 \
./public_html/elephantcat.work/wp-content/uploads \
./public_html/elephantcat.work/wp-content/themes/luxeritas \
./public_html/elephantcat.work/wp-content/themes/luxech
移行できてないもの
- メールアカウント
- gitリポジトリ
- git smart git
- gitlist
- apache2.2のmod_rewrite/setenvif確認
- CGI+python+bottle
- CGI+python+django
どれもWordPressのデータとしては問題ありませんが、記事内のリンクなどが切れており、サイトとしては不備がある状態です。
問題点
- WordPress内の記事で使用されていた絵文字がなくなっていた
- 半年ほど放置してる間にテーマが最新WordPressで動かなくなっていた(改変テーマなので最新バージョンの元テーマのパッチ作成が必要だった→作成済み)
まとめ
まだまだサイトの不備が目立つものの、一旦サイト再開までの道のりに関する記事は書いた感じです。
次回は一旦Ubuntuの自動パッケージ更新についての記事にする予定です。
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